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「ピアノ教室Dolce」ピアノ・コンサートの収録 川口リリア音楽ホール

  • 執筆者の写真: STUDIO 407 酒井崇裕
    STUDIO 407 酒井崇裕
  • 2015年8月26日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月13日


8月15日にピアノ教室Dolceのピアノ・コンサートの録音をしてきました。場所は川口リリア音楽ホール(川口総合文化センター・リリア音楽ホール)で、ソロ演奏とピアノ2台演奏を織り交ぜた楽しいコンサートでした。

ピアノ教室Dolceを主宰されているのは福田依津子(ふくだ いつこ)先生で、自然の風景や、色、運動、バレエ、絵画などを分かりやすく比喩として用い、豊かな創造力も育てるユニークなご指導をされておられます。福田先生自らオーケストラ譜を編曲し、ピアノでオーケストラの音色をつかむという試みもされており、この日のコンサートでもピアノ演奏に編曲された曲が発表されていました。

ピアノ教室Dolce http://www.dolce-pianoschool.com/

会場となったリリア音楽ホールはキャパ600席で、正面に立派なパイプオルガンを配し、透明感あふれる響きを持ったホールでした。準備されたピアノは、スタインウェイD-274とベーゼンドルファーModel 290 Imperial。世界三大ピアノのうち2台の最上位モデルがステージに配置され、これ以上ないというゴージャスな設定。リハーサルで奏でられるピアノの音色を聴きながら、本番への期待が盛り上がっていきます。ピアノ演奏以外にも打楽器や歌のプログラムがあり、伸びのある残響が美しい音楽を奏でます。


川口総合文化センター・リリア音楽ホール

この豊かな響きを余すところなくとらえるよう、マイクセッティングを進めます。メインマイクは天吊りしたステレオペアとし、2台のピアノそれぞれに補助マイクを配置しました。プログラムの進行が、2台ピアノ、ソロ、2台ピアノと切り替わるため、ホールのスタッフの方とピアノとマイクの移動タイミングを軽く打ち合わせ。移動の前後でマイクの位置が変わらないよう、ステージでの位置を記録しておきます。天吊りしたメインマイクの位置決めもスムーズに進み、本番が始まるのを待ちます。

お昼すぎから本番がスタート。快い緊張の中にも溌剌とした演奏が繰り広げられました。お子様の弾くピアノは、時としてハッとするような綺麗な音色が出ることがあり、素直なタッチとはこういうものなのかなぁと思いました。打楽器のアンサンブルも微笑ましく、大人の部での真剣な演奏はお教室の音楽的レベルの高さを感じます。最後は全員参加による合奏でフィナーレ。生徒さんの輝くような表情を見ていると、お教室の雰囲気が伝わってくるようです。どれも熱のこもった演奏で、あっと言う間の3時間。録音する側もとても楽しいコンサートでした。参加された方は、「あんな立派なホールとピアノで演奏したんだ」という素敵な思い出になったと思います。

当日の演奏からフィナーレの演奏をYoutubeでお楽しみください。


 
 
 

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