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かながわアートホール CDレコーディング

  • 執筆者の写真: STUDIO 407 酒井崇裕
    STUDIO 407 酒井崇裕
  • 2017年6月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:2月13日


5月23日に、かながわアートホールにてCDレコーディングをしてきました。ピアニストは山本実樹子さん。ブルグミュラー25の練習曲の全曲を収録してきました。

山本さんとのお仕事は、2015年にCDリリースした、ブルグミュラー18の練習曲からで、25の練習曲は、ピアノを習う人であれば誰もが弾いたことがある超ポピュラーな曲集なので、なかなか収録に踏み出すのに時間がかかりました。今回のかながわアートホールのレコーディングに至る前にも、実験的な収録を試みたり、ピアノの選定を検討したりしてきましたが、タイミングの幸運も手伝い、一気にレコーディングに突入しました。

かながわアートホールは、横浜保土ヶ谷公園の中にあるホールで、高台の緑に囲まれた静かな場所にあります。STUDIO 407から距離的に近いということもあり、よく利用させていただいております。ここの特徴は可動椅子が全部収納できるので、ホール全体が体育館のように空っぽになる所です。ステージ以外は何もなくなるので、録音するには残響時間が有利になりますし、ホールの響き全体を捉えるオフマイクを自由な位置に設置できます。


かながわアートホール CDレコーディング

今回もブルグミュラーの曲調を色彩豊かにレコーディングできるようオフマイクの位置決めに時間をかけました。ホールの中をうろうろ歩き回りながら、頭にイメージした響きが得られる場所を特定し、テスト録音でマイクを通した音を聞きながら調整していきます。


かながわアートホール CDレコーディング

一昨年に出した18の練習曲では、南ドイツ・ウィーン派の流れをくむSAUTAR 220 OMEGAでの収録でしたが、今回はハンブルグ・スタインウェイで、透明感があって音の芯が通るような音質はブルグミュラーの曲調にもあっていたと思います。山本さんは、録音したプレイバックを聞いて後、タッチを微妙に変えながら録音される演奏の表情を作っていく作業を繰り返しておられました。やはり生で聴く演奏と、録音された音には違いがありますので、このことを理解した上でモニターをしながら自分の表現を調整していくのはさすがだと思いました。


ピアニスト山本実樹子

収録した後日、Mix作業を経て、マスタリングにも立ち会って頂きました。せっかくご足労いただいたので、宣伝のためのナレーション収録もして動画にしてみました。9月にリリース予定とのこと。今から楽しみです。



 
 
 

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