4月30日に、かながわアートホールでピアノソロのレコーディングとビデオ収録をしてきました。ピアニストは、Junko Massaglia(純子マッサーリア)さんです。Junko Massagliaさんは、イタリアで活動されている音楽家で、今回、一時帰国のタイミングでレコーディングをご依頼頂きました。
ピアノ弾きの覚書(純子マッサーリアさんのブログ)
Junko Massagliaさんはピアニストとしてだけでなく、現代美術と舞踏、詩、音楽を統合した総合舞台芸術で世界初演を行い、ジャンルを問わない新たな世界観を創り出しているアーティストさんです。イタリア共和国大統領賞を授与され、欧州中心に活動してらっしゃいます。
Junko Massagliaさんは横浜ご出身だそうで、収録場所となった、かながわアートホールのこともよくご存じで、レコーディングまでの準備もスムーズに進み助かりました。
調律はJunko Massagliaさんご指定のピアノクリニックヨコヤマ代表・横山ペテロさんで、ご一緒するのは初めてでした。Junkoさん、横山さん、私、そしてアートホールも横浜ということで、ご縁あっての横浜レコーディング・チームでのお仕事となりました。
イタリアにお住まいしてることもあってか、カラッとした陽気なJunko Massagliaさんですが、ピアノに向かうとまるで別人です。張詰めるような集中力と繊細なタッチで独自の音楽世界を描いていくのが伝わってきます。一音出しただけで、聴き手を魅了する音色で世界観を描いていくのはさすがだと思いました。
この日の収録は夕方までという限られた時間でしたが、予定曲を全てこなし、加えて、もう一曲弾く時間の余裕もあり、密度の濃いレコーディングとなりました。
収録した中から、2曲、ご紹介します。
Turina : El casino de Algeciras Op 15 No 2
Rachmaninoff: Etude tableau Op 33 No 9
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