3月26日に岡本卓徳さん作曲の2作品の収録をしてきました。ピアノのバイオリンのためのソナタ第1番、2番で、若いしなやかな感性を感じる素敵な演奏会でした。
トロワ・リーブフ
バイオリン:岡本卓徳
ピアノ:本堂竣哉
お二人とも北海道北見市生まれで、東京藝術大学附属音楽高等学校からのご学友。現在は、東京藝術大学音楽学部で学んでいらっしゃいます。岡本さんはJ.S.バッハ、シベリウスが好きな作曲家。本堂さんは、グレン・グールドのゴルトベルク変奏曲に衝撃を受けて音楽活動を発展させているそうです。どちらも、多重録音や電子音楽にも興味をお持ちだそうで、新しい世代のクラシック音楽家が育ってきているのを感じます。
私は作曲のことは素人なのですが、岡本さんの曲は素直に自分のやりたい音楽を紡ぎだしているように感じ、また、細部に至るまで深く練られた作曲技法が散りばめられた秀作だと思いました。同じ出身地で育ったお二人が醸し出す響きは、北海道の大自然も伝わってくるような気がして、透き通るような若い感性が溢れているように思いました。発展途上の新世代の音楽家のお二人ですので、これからがとても楽しみです。
2曲トータルで80分あまりの大作でしたが、緩急織り交ぜ、バイタリティ溢れる熱演が会場を満たしました。
演奏された中から、一部をご紹介します。
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