成功するピアノレコーディングは、収録場所の選定、楽曲にあったピアノ選択、事前準備、適切な担当アサインが重要です。
このガイドブックは、登山道の入口に掲示してある、ルート地図のようなイメージで執筆しました。目的地までの標高や距離、どのくらい時間がかかるのか、休憩場所や、絶景ポイントなど、ざっと全体を鳥瞰して説明することを意図しました。
レコーディングのお問合せを頂く際、もう少し手掴みできるように分かり易く説明できないものかと常々思っておりました。まだレコーディングの経験の無い方はもちろん、既にレコーディングをされているピアニストさんにも参考になるよう、実際の事例を取り上げて解説しましたので、より具体的なイメージを掴んで頂けると思います。
レコーディング ピアノ:ピアニストのための成功するレコーディングガイド
Kindle(電子書籍):680円
ペーパーバック書籍:1210円
付録:世界のピアノメーカ豆知識 つき
【目 次】
はじめに
ジャンルや応じたアプローチ
費用についての現実的な考え方
理想を追求するには投資が必要
参考音源をリサーチしよう
収録場所の選択/スタジオ
収録場所の選択/ホール
ホール選定
施設利用料について
ホール常設ピアノについて
さらに理想を目指すなら
常設ピアノについて、もう一言
スケジュール調整
調律師のアサイン
エンジニアのアサイン
具体事例・レコーディングの様子
レコーディング前の準備
エンジニアが考えている事
モニター環境とマスタリング
新たな取組みとして
付録:代表的な世界のピアノメーカー 豆知識
ピアノメーカー 豆知識 ① 日本編
ピアノメーカー 豆知識 ② ドイツ編
ピアノメーカー 豆知識 ③ アメリカ編
ピアノメーカー 豆知識 ④ ヨーロッパ編
おわりに
著者プロフィール
目的地までのルートを示すだけでなく、ポイントとなる考え方や著者の本音も織り交ぜましたので参考にしていただけると思います。ルート地図には熊出没注意と記されているかも知れません。
レコーディングエンジニアが書いたガイドブックですが、録音手法や技術的な事柄などは殆ど説明していません。そうした技術手法については、既に数多くの説明が溢れていると思いますので、そちらを参照してください。
このガイドの意図するところは、ピアニスト、演奏者がレコーディングを成功させるための道標となるような考え方や知識をレコーディングスタッフとしての視点から解説することを主眼としています。そして、その内容は普段筆者がレコーディングのご依頼を受ける際に、よく聞かれる質問や疑問、迷われる点などを盛り込んで構成しました。
皆さまのレコーディングの道標になるこことを願っています。
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